2006年01月19日 ただの日記
今日ライブドア堀江社長に会いました(続編)
この記事は、昨日1月19日に書いた文章です。2回に分けて公開している内の、続編ですので、前編をお読みで無い方は、前編からお読み下さい。
それが、目の前にいるこの男はどうだ。
自暴自棄になるどころか、俺の仕事の提案に対し、担当の執行役員を呼んでテキパキと指示をだしていく。思考停止に陥ってないどころか、いつも通り頭が切れる。
それどころか、電子金券開発(株)に対して、
「ビットキャッシュと相互乗り入れ出来ませんか」
ビジネスを拡大できる種を見つけて、逆提案して来るではないか。
私は、20代の時に自分が経営していた会社を事実上倒産させてしまった。また、何度も倒産寸前の社長の相談に乗って、手助けをしたことがある。何度も企業の終焉に立ち会った。
企業は、業績が悪くて倒産するのではない。企業は、社員の求心力がなくなり内部崩壊を起こして、倒産に至るか、社長が諦めて倒産にいたるか、どちらかだ。
業績が悪くなって、給料の遅配や悪い事件などがあると、従業員が不安に思い始める。「この会社にいて大丈夫かな?」
そうすると、従業員は営業に行く振りをして転職活動を始める。仕事に身が入らない。だから、業績がますます悪化する。そして、1人、また1人と従業員が辞め始める。創業期の苦楽を共にした信頼していた社員から辞表が出されるにいたり、社長の戦闘意欲も萎えていく。
私の会社が倒産したときは、役員の1人が優秀な社員を大量に引き連れて辞めていった。
悪循環が悪循環を呼び、ついにキャッシュが尽きて会社は倒産する。
堀江社長は、今自分が何をしなければならないか、冷静に判断し、その判断に基づいて、自分を制御して正しい行動をしている。見事と言うしかない。
今、堀江社長がライブドアの社長として一番やるべき事は、社員と取引先に対して、自分が健在であることを示し、動揺を沈めること。そして、この先の見通し、ビジョンを示すことだ。今は捜査中なの見通しは立てようがないだろう。
三国志に「死せる孔明、生ける仲達を走らす」とい故事がある。戦争中にトップが死ぬと、動揺が拡がり自軍が総崩れになるから、トップの死は敵にも味方にも極秘にしておくのが常識だった。三国志によると、蜀軍は孔明の木像を作り、生きているよう見せかけた。
堀江社長が、いつも通り、バリバリ仕事をしている姿を見て、ライブドアの社員はどれだけ、心を静めたことだろう。
俺に対しても「現預金は潤沢なので何の心配も要りません。今まで通り宜しくお願いします。」と自信に満ちた顔でアピールする。
俺は、正直にいうと、堀江社長に会うまで、ライブドアが、定石通り、内部崩壊を起こすのではないか?と心配していた。堀江社長に会って、考えが変わった。
「この男なら乗り切れる。」
確信を持った。
危機に陥った時こそ、その人間の真価が問われる。
堀江社長、
今が正念場です。今日の夕方も言いましたが、「これを乗り切れば、世の中に怖い物は何も無くなります。」時価総額は世界最大にはならないかも知れませんが、世界最強の会社になれます。
気分が滅入った時は、コッポラ監督の「タッカー」という映画をお薦めします。古い映画なので、Amazonでもポスレンでも取り扱っていなかったので、個人所有のVHSのビデオテープを届けておきます。俺が20代で会社が潰れそうになったとき、この映画を何度も見たものです。
頑張って下さい。
最後に、勘違いされたら困るので、1人の経営者の立場で考えを書きます。
粉飾決算など言語同断ですし、もし、彼が違法行為に加担していたなら、経営者として失格だと思います。
もし、違法行為に加担していなかったとしても、株主に大損させてしまった訳ですから、経営者として責任重大です。しかし、その場合、これ以上、株主の損失を拡大させない為にも、彼が踏ん張って頑張るべきだと思います。株主は、彼を罵倒するのではなく、応援すべきです。もし、ここで彼のモチベーションが萎えてしまえば、ライブドア株は紙切れになりますよ。
ライブドア株主の怒りのコメントをネット上で目にしますが、投資は全て自己責任だという原則を忘れているとしか思えません。私は、ライブドア株は持っていませんが、保有している株式は全面安になってしまいましたが、「相場はそんなもんだ」と思っています。もし、それが嫌なら確定利回りの金融商品に乗り換えるべきでしょう。
M&Aを多用する経営手法についても、批判が相次いでいるようです。私自身は無から有を創造することが大好きなので、「会社は買うより創る方が夢中になれて楽しい」という理由で、新しい事業は自分で興しています。が、MAを否定する気は毛頭ありません。私自身も、「ゼロから創っていたら間に合わない」と判断すれば、買うこともするでしょう。
M&Aを否定してしまえば、日本の経済は世界から取り残されます。新陳代謝は必要です。何よりも、敵対的買収は全体の中ではごく僅かで、売り手側は買い手を探していて、それにより助かる人もいる。という事実を見落としています。
経団連の奥田会長は、入会基準の見直しを示唆しながらも、次のような発言をされたとニュースで読みました。
「ライブドアはワン・オブ・ゼムの話。若い経営者が新しいビジネスモデルを求めて必死に頑張っている点を評価したい」
政財界の皆様、
奥田会長のこの視点を、是非持ち続けて下さい。新興ベンチャーだからと言って、コンプライアンスの意識が低いわけではありません。
「やっぱり、新興企業は怖いよな」とか「若い経営者は危なっかしいよな」なんて風潮に逆戻りしてしまえば、日本経済の未来は暗いものになってしまいます。
私も、「新興企業は、、、、」などと言わせないように、気を引き締め直して頑張ります。
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このブログ、本当はベンチャーの起業と経営、儲かるビジネスアイデア、モバイル&インターネットについて書くブログです。
ワンセグやナンバーポータビリティなんかについても連載を始めました。
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この記事へのコメント
自己責任でありますよね?その辺が、分かってない人間が多いのは、何故でしょうかね?
投資家からの「暗黙の信頼」を裏切っているのに、
その裏切られた信頼まで「自己責任」と斬り捨てるのはどんなもんですかねぇ…
共感しまくりです><
真田さんもどうかがんばって下さい!!!
今回の事件はそんな土壌を育てる絶好の機会ではないでしょうか?その意味で、真田社長が書いておられるように、堀江社長、社員、株主、ユーザーその他すべての関係者(stakeholders)にここ一番踏ん張ってほしいです。
堀江社長は絶対に乗り切ると思います。
ここを乗り越えて欲しいと思っていました。
そんな中でこの記事を読むことが出来てとても嬉しいです!
ランキングもクリックさせて頂きました!
とても、ためになりました!
ありがとうございます。
客観情勢は厳しい。
そのなかで、彼が泰然自若として、日々をこなしている姿に感銘いたします。
これができないのです。
貴重なブログありがとうございます。
堀江社長の現状を知ることができました。
さすが100億稼ぐ漢は違いますね。
巷では、予想通りホリエモン叩きが出ており、記者会見の同様した堀江社長の姿が何度も何度もTVで見るばかりです。。
堀江社長が粉飾をしたならばその罪は償わなくてはいけないでしょう。
だからといってマスコミも同じ画像を見せている姿も大人気ないと思います。

JYUNKO CROIS
以前、Akemi社長が紹介されていましたので拝見しに参りました。
真田社長はAkemi社長のいう通り素晴らしい人なのですね。
ブログを読んでよく分かりました。
マスコミや報道は堀江社長を叩いています。なぜ叩くことばかりするのでしょうか。その方が視聴率が上がるからですよね。人は幸より不幸に目を向ける。淋しいことです。報道というものは真田社長のように公平な見方をすべきだ。影響力があるものは特に!
しかし、この逆境の中、本当に堀江社長は凄いですね。本当に不正をしておらず、これを乗り切れたならば、更にバージョンアップした凄い人になることでしょう。その時は是非応援したいと思います。
確かにこれは問題ですよね!
しかし、株主は投資するときにその会社を見極めるのは本人の責任ですよね!
>奥田会長の「ライブドアはワン・オブ・ゼムの話。若い経営者が新しいビジネスモデルを求めて必死に頑張っている点を評価したい」
はマスコミが期待していたであろう、善悪に対しては決して触れず流石である!
また、拝見させていただきに来ます!
ご活躍を期待しております!
お見事なブログです。
上場企業の経営者がご覧になるのも
うなずけます。
堀江さんも、本当に肝っ玉のすわった方
なんですね。
内心は、気が気じゃないはずでしょう。
それを表に出さない。
大将とは、こうあるべきでしょう。
公表されている情報が偽造されていたのなら、株主は文句言ってもいいはずです。
それを個人株主の自己責任に求めるのはおかしいと思います。個人株主は、限られた情報を元にしか投資できないのですから!
耐震偽造された住宅を買った住民に、書いて責任もあるから文句を言うべきでないとしたら、おかしいですよね。
会計士、山根治のブログ「ホリエモンの錬金術」というものです。
http://blog.goo.ne.jp/yamane_osamu/e/42c2c0ee4afb62e55737eaacc2d08b17
昨年3月の時点で既にライブドアに粉飾決算の疑いあり、と分析し、ホリエモンがいかにして個人投資家から金を騙し集めたかが詳しく書かれてあります。近く破綻するだろうとも。こちらも最近アクセスが集中してるそうです。
これを読んでいたら少なくとも昨年の時点でライブドアに投資しようとは思わなかったろうに。
とにかくがんばって下さい。
現在の堀江社長の状況が良く分かりました。
彼なりに必死で葛藤しながら
戦っているはずです。
応援したいです。と同時に経営者としての誠実な対応も求めたいと思います。
応援クリック、ポチッと!
僕は19歳大学1年です。何人かでグループを作って、株を売買しており、1年後の投資会社として株式会社化をめざしております。 今回、堀江氏の一件で、自分の株が下落しました。しかし、堀江氏には全く怒っていません。いままで、高2から株取引をしていますが、未だに失敗をしりません。それで、今回の株価下落は非常に勉強になりました。1つの会社の影響力。東証への影響・新興市場への影響。そして、個人投資家が先を見れずにパニックに陥ってしまう姿。 どれも初めての体験でホントに勉強でした。 真田様へのコメントになっていないかもしれませんが、一未熟な投資家としてコメントさせていただきました。もし、最後まで読んでくださっているならば、ありがとうございます。
自分もブログに、すこしでも関心を払っていただければうれしく思います。失礼します。
ブログの宣伝、おめでとうございます(^^;
がんばってください。
マスコミの虚業とか実態のないとかマスコミは言うべきでない。従業員は1000人もある会社を。
働く従業員は深夜まで働いている。
まさしくそのとおりです。
真田さん!いいこと言う!もっと言って!!!
同じヒルズ勤務として、今回の報道には
ホントウに頭にくるから「一生懸命に働いてる」
っと言うコメントは嬉しかったです。
私も同じ意見です。
TRしたかったのですが、エラー?になるので
とりあえずコメントさせていただきました。
そのとおりだと共感しました。
それは不正がないという大前提があってこそだと思います。投資家は財務諸表等である程度会社の将来を占うんですから。公認会計士もグルになって粉飾していることがまかり通るようなら、誰も株なんて買わないですよ。
去年、K大学でのアントレのゲストスピーチでいい話していただいてありがとうございました。
あの時のように話の内容に関わらず、笑顔で話してる姿、懐かしいです。
ホリエモンと仲がよかったのは知りませんでした。真田さん、かっこよかったです。
真田さんのおっしゃるところの私人としてというのはここのblogでしょうか?
だとしたらここもあなたにとっては公人だと思います。名前を出して社長であるといってるわけなので私人としてみてくれというのは無理があるように思いますよ。無意識にでもここを宣伝の一部として使うこともあるでしょうし。
ほんとなら名前を明かさないでblogやったほうがいいのではないでしょうか?
ご無沙汰しております。いつぞやは、お忙しい中、私の中国の知り合いの留学生に夢とチャンスを与えていただきありがとうございました。
いつも、少し離れた所からではありますが、ご貴殿の活躍をみております。
本日は、TV出演まことにおめでとうございます。生の同業の率直な声が聞けて、大変参考になりました。
私は、一企業の法務担当として、ホリエさんの案件を昨年の東京地裁、高裁から判決文、双方の代理人(弁護士)、鑑定意見(20件)など全てに目を通して参りました。その時に、危うい勝ち方だと思いましたが、相手の大企業と違って、独自の視点から、米国の先生なども引っ張り出して、論戦をはっている点、とても新鮮でした。d
ただ、今度の刑事は、民事のそれとは違います。まして、相手は田中角栄を葬った東京地検特捜部です。これは、一民間人の攻守の範囲とは次元が違います。私見ですが、ホリエさんは、今、関が原で戦う前から負け戦が決まった西軍の石田三成にみえます。でも石田軍は、足軽、雑兵まで乱れず、家康軍と戦い抜きました。見事でした。
この真田さんのブログを読ませていただいて、最後まで天下取りを諦めない、ホリエさんの矜持(プライド)をはじめて身近に感じました。
長くて失礼
本業を頑張ると同時に、これからも堀江さんの良き友であって下さい!真田社長、応援しています!!
いつも楽しくブログを拝見させていただいております。
私も多くの方と同じようにライブ関連株を少しですが保有しており、日頃のマスコミ報道に対して嫌気をしてる方です。今晩テレビを見させていただき、ものすごくスカッといたしました。そして嬉しかったです。
ありがとうございました。
しかし、株取引は全体の心理が大きく作用されると思うので、これからの動向に注目したいと思います。
非常に個人的な感想が2点ありまして、どちらもライブドアとは関係ないことなのですが、ひとつは、通常だとテレビが情報ソースというか1次情報としてあって、それをもとにネット検索など2次情報を得ることが多いなか、このブログをすでに読んで1次情報を得ていたために、テレビを2次情報として楽しむことができたのがすごく斬新で楽しかったです。もうひとつは、御社名がケーラボではないと知ったこと。クラブなんですね。
今後ともご活躍に期待しております。それでは。
確かに真田さんの見た堀江社長の対応は立派だったと思います。
しかし、この騒動はなぜ起こったのでしょう?
きっかけは検察だったかもしれないですが、根本は粉飾決算その他諸々の行為で株主を裏切った、「株主の為に」が口癖の某社長達でしたね。
自分で掘った落とし穴に落ちて這い上がろうとしている人を見て、「彼は慌てずに冷静に対処し這い上がろうとしている。がんばれ!」って・・・おめでたすぎます。
堀江さんは私に大事な事を教えてくれました。
「やっぱり、新興企業は怖いよな」
「若い経営者は危なっかしいよな」
貴方は堀江氏と友人だかなんだかしりませんが、LD株主がネット上で怒りをあらわにしたからって、それは当然であって貴方に何の不利益があるんでしょうかね。
貴方のように堀江氏を持ち上げるとぼけた人間が多いので、彼等は騙されて大損を被る羽目になったのでは?
自分できちんと調べてから
投資しろってんだ!
政治家やマスコミが持ち上げるから、という
だけで大事なお金を投資するんだから、
損した奴らは自業自得、バカ丸出し、
まさに自己責任!!
真田さんへ「ITの奴らは世間が思う以上に働いている」という、いつもの持論!良かったです、、しかし、真田さんの「実業の話」と堀江氏の「虚業」の違いは、視聴者は良くわからなかったのではと危惧しています。ただ単純に擁護的立場に見えた視聴者も多いのでは・・・
そのような詭弁は某巨大掲示板以外通用しません。
この真田さんの記事には、矛盾があります。
堀江氏の違法行為を批判しながら、なぜ「自己責任だから文句を言うな」という結論になるのでしょうか?
これは、「雑誌を見て買ったのに下がったどうしてくれる」という話とは訳が違います。
「経営者が粉飾をしても見抜けなかった投資家が悪い、自業自得だ」
これでは、誰も投資をしようとは思いません。
まさに、この理論こそ日本経済発展の敵ではありませんか?
ある時から姉葉容疑者は元一級建築士になり、時々姉葉氏などとよばれている。
姉葉問題では社会的なシステムの不備が指摘され、監視の強化や許認可の責任の所在の明確化など、法律の改正、あるいは保険の創設を取りざたされるまでになっている。
しかしながら、堀江問題は、きちんとしたシステムがありながら、それぞれの目を意図的に欺むくことが可能である現実を教えてくれた。
人間の倫理感は、いくら親しくてもわからない部分があることは事実で、そのひとが許されない領域に一歩踏み出すことをとめる力は一体何なのか、真剣に考えていかなくてはならない。
全く落ち着いた様子・・・しかも堀江社長はもう新たなビジネスを構築する事を考えてる・・・
驚きました!!
もちろん弊社の社長は、はなから疑われるようなことをするのを嫌う人なので、自分の身近でこんな事態は考えにくいです。
でもどんな状況でも受け止めて、打開策を見つけ出すことに集中するのは、なにも経営者だけが必要な能力ではないと思います。
「会社が倒産するのは、求心力が無くなって、内部崩壊を起してつぶれる」心に留めておきます。
ありがとうございます。








